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阪神・門別「ああいう真っすぐを投げたいと誰もが思っている」 自慢の直球を磨き火の玉継承を誓う

スポニチアネックス 2024年10月18日 5時18分

 阪神・門別が、「火の玉」継承宣言だ。来季3年目の飛躍を見据え、最速151キロを誇る自慢の直球に、さらなる磨きをかける構え。その理想像は言うまでもない。藤川新監督の「火の玉ストレート」だ。

 「当たらないような真っすぐを投げたい。自分も、ああいう真っすぐを求めて。そういうところは聞いて吸収していきたい。ああいう真っすぐを投げたいと誰もが思っていると思う。近づけるように頑張りたい」

 下地はある。左右の違いこそあれど、体格はほぼ同じ。藤川新監督の現役引退時の1メートル85、90キロに対し、門別も1メートル83、86キロと見劣りはしない。小学生の頃にテレビで見ていた最高のお手本が、新指揮官になる。当然、師事しない手はない。

 闘志にも火が付いた。「年齢関係なく、アピールする場面はある」――。この日、みやざきフェニックス・リーグ視察に訪れた藤川新監督がミーティングで口にした言葉に、現時点で高卒2年目の投手陣最年少20歳左腕は奮い立ちもした。「投手の中では最年少に当たりますけど、関係なく。どんどん1軍で活躍できるようにアピールするつもりです」。そのためにも「火の玉」継承を目指す。それが新指揮官が期待する成長曲線とも重なる。

 藤川監督もネット裏から見守ったマウンドでは、3回1安打無失点。雨脚が強まった3回に2四球1死球を与えたものの、粘り抜いて「0」を並べた。今後の課題は直球強化と並行して変化球の精度向上。「直球を磨くという目的は持ちつつ、変化球も成長させたい。打たせる方向や、空振りを取る意識をもっと高めてやりたい」。意識を高く持ち、背番号22の背中を真っすぐ追いかける。 (松本 航亮)

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