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西田敏行さん急死 共演者らから悲しみの声、続々 堺正章「大きな存在を失いました」

スポニチアネックス 2024年10月18日 4時3分

 映画「釣りバカ日誌」シリーズやドラマ「池中玄太80キロ」などで知られる俳優の西田敏行(にしだ・としゆき)さんが、東京都世田谷区の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳。福島県出身。死因は明らかになっていない。今月8日に出演映画「劇場版ドクターX」(12月6日公開)の完成報告会見に出席したばかりで、国民的俳優のあまりにも急な悲報に、芸能界からは悲しみの声が相次いだ。

 ▼泉ピン子(50年来の親交)敏ちゃんとはお互いに貧乏のドン底だった時代からの付き合い。よく話を聞いてくれて、私は愚痴ばっかり言ってた。ああ見えてケンカ早くて、食事中にヤクザに絡まれてケンカしたこともあった。「おんな太閤記」の撮影中だったのに顔にケガしちゃって、周りには「殺陣でやった」と説明してたのは笑っちゃった。寂しがり屋な人だから、今ごろ天国で仲間とお酒を飲んでいるんじゃないかな。

 ▼堺正章(「西遊記」で共演)西田さん!あのにじみ出るような演技を超えた存在感、もう終演なんですね。大きな存在を失いました。猪八戒、沙悟浄、三蔵法師もみんな天竺へ旅立ちました。私もいずれその旅に参加します。心よりご冥福をお祈りします。

 ▼倍賞千恵子(「植村直己物語」で夫婦役)びっくり。言葉もない。ご冥福をお祈りいたします。

 ▼綾瀬はるか(「八重の桜」などで共演)また共演したかったです。大河ドラマや映画でご一緒させていただきましたが、どっしりとしているけれど、優しく軽やかで、頼もしい大先輩でした。

 ▼佐藤浩市(「敦煌」で共演)中国は敦煌、かの地で半年間ご一緒したのがもう40年近く前でしたね。苦しくも楽しい思い出です。(父の三國連太郎さん、長男の寛一郎と)3代続けてお世話になった西田さん、彼方(かなた)で三國と昔話に花を咲かせてください。

 ▼阿部寛(「ステキな金縛り」などで共演)多くの俳優たちに愛された、本当に優しい、偉大な先輩でした。いつも温かい言葉をかけていただき、多くの学びを得ました。感謝しかありません。西田さん本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

 ▼宮藤官九郎(「タイガー&ドラゴン」などでタッグ)悲しいです。たくさん笑わされ、たくさん泣かせていただきました。どんな役のどんなせりふも、絶対に面白くしてくれたし、いつも全てをさらけ出してくれました。本当に悲しいです。お疲れさまでした!

 ▼北見けんいち氏(「釣りバカ日誌」作画)映画が20年続いたことに感謝をしています。映画がなければ、漫画も終わっていた。残念です。とにかく悲しい。「ドクターX」や「敦煌」を見て応援していた。最後まで役者魂を持って、頑張っていらっしゃった。谷啓さんもいなくなり、三國連太郎さんもいなくなってしまった。また名優が一人いなくなってしまった。

 ▼菅原隆一(JRA騎手、「釣りバカ日誌」シリーズで息子役)最後にお会いしたのは中学に上がる前でした。お会いできる機会があったら胸を張ってお会いしたかったです。

 ▼間寛平(「探偵!ナイトスクープ」「釣りバカ日誌」で共演)プライベートでは食事にも連れて行ってもらい、年は2歳しか変わりませんが、人間としての器が大き過ぎて僕にとっては大先輩に感じていました。

 ▼たむらけんじ(「探偵!ナイトスクープ」で共演)とにかく優しくしていただきました。番組の年末の打ち上げで、年間で一番面白かった探偵のVTRに局長の西田さんが「局長賞」を出してくれるのですが2度もらいました。その場で「もしもピアノが弾けたなら」を生で歌っていただいたのが一番の思い出です。

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