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土屋太鳳 西田敏行さんを悼む「百戦錬磨の政治の世界を全身で…本当に凄かった…!」映画で共演

スポニチアネックス 2024年10月18日 9時57分

 女優の土屋太鳳(29)が18日、自身のインスタグラムを更新。17日に東京都内の自宅で死去したことが分かった西田敏行さん(享年76)をしのんだ。

 土屋は西田さんと共演した映画「大怪獣のあとしまつ」のコロナ禍を挟んで行われた撮影を振り返り、「当然、撮影も厳重な感染対策の中で行われました。必要以上に話すことは出来ず、スタッフさん方の顔はマスクで見えず、それまで楽しみだった差し入れや”お茶場“もない現場。その中で西田敏行さんはスーパームーンのように明るいかたでした」と記した。

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 「『ずっと真面目にしてたら、つかれない?」とある時、西田さんが私にいたずらっ子のような顔をしておっしゃいました。『私、ダメダメなんですよ。』と言うと、『そうか、それでいいんだよ!』と満月のような笑顔でおっしゃってくださいました」と思い出を明かした。

 「普段は車椅子で移動されていても 演技の時や舞台挨拶での立ち姿は颯爽とされていて、百戦錬磨の政治の世界を全身で表現なさっていて本当に凄かった…!」とも回顧。

 「それより少し前に 日本アカデミー賞の授賞式で『若いのにキャリアをちゃんと積んでこられて。』と声をかけて下さったことも、そのあたたかい声と一緒に忘れることが出来ません」ともつづった。

 「『大怪獣のあとしまつ』はコロナ禍の中での公開だったので、打ち上げなどで御礼をお伝えする機会もとうとうありませんでした。『いつかまたお会い出来る』と、思っちゃいけなかったんだなと寂しい気持ちでいっぱいです」と悲しみを記すと、「作品を拝見して、これからも勉強させていただきます。心からの感謝をこめて…」と締めくくった。

 西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。主な出演作はドラマ「西遊記」「池中玄太80キロ」、映画「敦煌」「ゲロッパ!」など。「釣りバカ日誌」シリーズは88~09年まで22作に主演。歌手として「もしもピアノが弾けたなら」などでNHK紅白歌合戦に4回出場した。

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