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菅井八段 3手目に新手▲4六歩 西田五段と王将リーグ 振り飛車党対決の戦型は西田の四間飛車

スポニチアネックス 2024年10月18日 10時36分

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の挑戦者決定リーグは18日午前10時、大阪・関西将棋会館で菅井竜也八段(32)と西田拓也五段(33)の対局が始まった。先手はあらかじめ菅井に決まっており、お互いに角道を開け合った3手目、菅井が▲4六歩の新手を見せた。

 日本将棋連盟による10万局以上のデータベースに角道を開け合った後のこの3手目▲4六歩は1件もヒットしない。菅井、西田共に振り飛車党。戦型予測のつけようのない3手目に、菅井が準備の一手を繰り出した。

 西田からは4手目、角交換の後、菅井が空けた4七へ角を打ち込んで馬を作る手順もあったはず。しかし△4四歩と角道を閉ざし、6手目△4二飛と四間飛車を明示した。変化球を投じてきた菅井に対し、西田は直球勝負のようだ。

 対して菅井は11手目▲6八王と左辺へ王を移動させ、居飛車を目指す姿勢を示した。さらに15手目、▲4八飛と旋回させ、4筋で両者の飛車がにらみ合った。

 藤井聡太王将(22)=7冠=への挑戦権を争う挑戦者決定リーグは7人が総当たりで6局ずつ指す。菅井はここまで0勝1敗、西田は1勝0敗。

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