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山本由伸「多少、気持ちに余裕を持って投げることができた」大谷の先頭打者弾など援護に感謝

スポニチアネックス 2024年10月18日 13時37分

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース10ー2メッツ(2024年10月17日 ニューヨーク)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が17日(日本時間18日)、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発。5回途中2失点と粘投。勝利に貢献した。チームは対戦成績を3勝1敗とし、リーグ優勝、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 試合後、会見に臨んだ山本は「初回から失点してしまったんですけど、何とか最少失点に抑えたことは良かったとこかなと思うのと、右打者が多くいたので、スライダーが多くなりましたけど、チームが勝てたので良かったかなと思います」と振り返った。

 打線は初回から大谷が先頭打者アーチで援護すると、3回にはエドマン、E・ヘルナンデスの連続適時打で加点。4回にはベッツに2点二塁打が飛び出し、「何とかリードを守ろうと思いながら投げてましたし、追加点を取ってもらえたので、多少、気持ちに余裕を持って投げることができたと思います」と感謝した。

 山本は初回1死からビエントスに同点ソロを被弾。それでも続くアロンソをスライダーで空振り三振に仕留めると、ニモはスプリットで空振り三振。動揺を見せずに最少失点で切り抜けた。

 2回も先頭・マルテをスプリットで空振り三振に仕留めると、続くマルティネスをスライダーで空振り三振。イニングをまたいで4者連続三振とした。2死からイグレシアスに左前打を許したが、ベイダーをスライダーで空振り三振。2回までに早くも5三振を奪った。

 2点を勝ち越した直後の3回裏、アルバレス、リンドアに連打を浴びるなど1死満塁のピンチを招くと、打席には唯一の左打者・ニモを迎えた。執拗な内角攻めで1ボール2ストライクと追い込み、最後は外角スプリットでゴロに仕留め、4-6-3の併殺プレーで無失点で切り抜けたと思われた。

 ところが、メッツ側がチャレンジを要求し、打者走者・ニモの一塁到達が送球よりも早かったとし、判定がくつがえり、三塁走者・アルバレスの生還が認められ1点を失った。それでも冷静さを失わず続くマルテを遊ゴロに打ち取り、リードだけは死守した。

 5回、先頭のアルバレスに死球を与えたが、続くリンドアを直球で空振り三振。ここでデーブ・ロバーツ監督がマウンドに歩み寄り降板を告げ、山本はベンチに退いた。ベンチに戻ると、大谷からハイタッチで労われた。

 後を継いだフィリップスが後続を断ち、山本の登板成績は4回1/3を4安打2失点、8奪三振となった。最速は最速96・2マイル(約154・8キロ)で73球中、ストライクが52球だった。

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