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12打席連続出塁のマンシー「知らなかったよ」PS記録にビックリ 大谷の先頭打者弾に「大きなスタート」

スポニチアネックス 2024年10月18日 14時27分

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース10ー2メッツ(2024年10月17日 ニューヨーク)

 ドジャースのマックス・マンシー内野手(34)が17日(日本時間18日)、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「6番・一塁」で先発出場。ポストシーズン最長タイとなる12打席連続出塁を記録するなどチームの勝利に貢献した。

 マンシーは2回1死で迎えた第1打席で四球を選ぶと、3回2死一、三塁の第2打席も2打席連続四球で出塁した。5回1死の第3打席も外角中心の攻めに対し、冷静にボールを見極め四球を選んで出塁した。

 7回の第4打席も先頭で中前打。相手3番手・メイトンの高めカットボールを上手く弾き返し、Hランプを灯し、これで、第2戦の第2打席から12打席連続出塁をマーク。レジー・ジャクソンが1977年から翌78年にかけて記録したポストシーズンの連続出塁記録に並んだ。同一シーズンに限ると最長記録となった。

 試合後、マンシーは記録について「知らなかったよ」と驚いた表情を見せ「ただ、出塁し、チームメイトに打点のチャンスを与えられるのはクールなことだ」と得点に結び付いたことを喜んだ。

 12打席連続出塁のうち、8つが四球によるもの。打席でのアプローチについて「重要なのは、ストライクゾーンの球は積極的に打ち、そうではない球はスイングしないということをより深く理解することだ」とし「どの球を狙いにいくかについて、打線全体が理解できている」とチーム全体で攻め方が共有できているとする。

 この日はフリーマンが欠場し、いつもの三塁ではなく一塁で先発出場。ケガ人が多くてもネクストマン・アップ(次の選手が代わりを果たすこと)のメンタリティについては「チーム全体がやろうとしていることを受けて入れている。(大事なのは)個人ではなくチームだとみんながわかっている。それができているのは見ていても楽しい。今日はいい日だった。明日はもう一戦、勝ちに行く」と皆がチームの勝利のためにという思いでプレーしているとした。

 また、大谷の先頭打者アーチを振り返り「大きかった。走者なしの場面でワイルドな数字(無安打)を残していたけど、私たちにとって大きなスタートになった。打てる球が来て、彼は見逃さなかった」と称えた。

 チームは対戦成績を3勝1敗とし、リーグ優勝、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。第5戦で決めたいかと問われ「それができたら大きい。ただ、私たちの目標はワールドシリーズだ。(明日も)正しいプレーをしなければいけない」とリーグ優勝が目標でなく、その先を見据えていると力を込めた。

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