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志成ジムのホープ・吉良大弥 元世界王者・内藤大助氏の“変則スタイル”参考に!? 31日にプロ2戦目

スポニチアネックス 2024年10月18日 14時57分

 ◇LifeTime Boxing Fights24」フライ級8回戦 吉良大弥(志成《8回戦》オルランド・ピノ(ベネズエラ)(2024年10月31日 東京・後楽園ホール)

 志成ジムのホープで、WBA世界フライ級15位の吉良大弥(21)が18日、都内の所属ジムでABEMAボクシングYouTubeチャンネルの公開収録に元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏(50)と参加。元世界王者の“変則スタイル”を参考に、今月31日のプロ2戦目に生かす考えを明かした。

 同じフライ級で5度防衛に成功した名王者とミット打ちやマスボクシングで交流。「テレビで見ていた人。緊張した」と感嘆しきりの吉良だったが、徐々にリラックス。ミット打ちでは内藤氏から「フック強いね~」と絶賛されるなど「自分は人見知りだが、親しみやすい方で、楽しくやっていただいた」と感謝した。

 名門・東農大出身で、奈良・王子工1年時にアジアジュニア選手権で優勝。高3では世界ユース選手権5位に輝くなど、アマチュア戦績52戦46勝16RSC6敗のアマホープ。プロ初陣となった今年6月のスーパーフライ級6回戦では、タイ人選手に1回1分58秒KO勝ちし鮮烈なデビューを飾った。この日のマスボクシングでは元世界王者の武器だった、独特な軌道のフックや“変則スタイル”を目の当たりにし、「型にはまらないというのが強いということ。参考になったし、僕も目指したい」と今月31日の、ベネズエラ同級4位オルランド・ピノ(37)との次戦へ刺激を受けた様子だった。

 吉良と交流した内藤氏は「無駄がないし、コンピューターのような正確なボクシングをする。何よりハートが強い」と大絶賛。自身のようにゆくゆくは世界チャンピオンになれる素質があることを認めた上で「いい選手だからこそ焦ってすぐにタイトル戦に挑戦するようなことはやめてほしい。石橋をたたいて、たたいて、ゆっくり経験を積んでほしい。世界チャンピオンになるには運も必要。自分から引き寄せられる選手になってほしい」と今後に期待した。

 一方で自身の変則スタイルを取り入れることに前向きだったホープに対し、「やらない方がいいよ。やるなと言っておくよ」たじろいでいた。

 対談の模様は今月26日にABEMAボクシングYouTubeチャンネルで公開される予定。31日の興行はABEMAで無料生配信される。

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