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ビンス・パラスに雪辱した京口紘人「来年は世界戦できるかな。一発で獲れるように」世界3階級制覇に意欲

スポニチアネックス 2024年10月18日 19時50分

 プロボクシング元世界2階級制覇王者の京口紘人(30=ワタナベ)が18日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。13日にビンス・パラス(フィリピン)と対戦した「ラバーマッチ」のフライ級10回戦(横浜武道館)について振り返った。試合は判定2―0(96―94×2、95―95)で勝利した。

 「判定ですけど、勝つことができました。ダイレクトリマッチで前回の反省を踏まえ(自身が)チャレンジャーと思って積極的にいこうと。近い距離で負けるとは思わなかったので。より攻撃的に前へ前へプレスをかけていきました」

 18年5月にIBF世界ミニマム級王者の京口が2度目の防衛戦でパラスに判定勝ち。今年5月に韓国で再戦した際は逆に判定負けした。

 「最初の対戦はビンス選手が19歳か、20歳ぐらい。そこからキャリアを積んで前回は自分が、ビンス選手の嫌がるような展開に持っていっても対応していた。ビンス選手は(ナックル部分が薄いと言われる)レイジェスのグローブを選んでいて、とにかくパンチが硬い」

 左腕の袖をまくり、二の腕にある、内出血していたとみられる黒っぽいアザを披露した。「6ラウンドぐらいかな。左腕の感覚がなかった。(試合から)5日経っても、こんなにアザがある」。体力を削り合うような展開を制した証拠だった。

 試合前時点のフライ級世界ランクはパラスがIBF4位、WBA6位、WBC13位。京口はIBF8位だった。「次は世界前哨戦になるのか、世界戦のチャンスが来るのか」。興行を主催した元WBO世界スーパーフェザー級王者で、トレジャー・ボクシング・プロモーションの伊藤雅雪代表からも「ちゃんと準備するから」と言われたという。「来年は世界戦ができるかなと思う。大勝負が決まったら一発で獲れるようにトレーニングを頑張っていきます」と意気込んだ。

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