◇パCSファイナルステージ第3戦 日本ハム2ー3ソフトバンク(2024年10月18日 みずほペイペイ)
日本ハムはソフトバンクに2-3で敗れ、3連敗。下克上での日本シリーズ進出はならなかった。
新庄監督は試合後、ソフトバンクが勝利のハイタッチを繰り返す姿を表情を変えずに見守った。そして、引き揚げるソフトバンクナインの方へ、何度も拍手しながら勝者を称えた。
試合後は悔しさをにじませながら「シナリオ通りいかなかったですね。まだまだ凡人よね。もう少し盛り上げたかったですね。3勝3敗くらいに持って行って…。3勝3敗までいったら、どっちが勝ってもいいという気持ちでいましたしね。盛り上げられなかった悔しさは強烈にあります」と偽らざる心情を吐露した。
主な報道陣とのやりとりは以下の通り。
――ソフトバンクとの戦いが終わった。
「ソフトバンクの選手たちも、こういう負ける経験をした選手が結構いると思う。その中で勝ちをモノにするというのは、ファイターズの選手も今そういう経験をしている途中なので。(ソフトバンクのような)こういう時期が(日本ハムも)必ず来ると思うので、上を向いてやっていってほしいなと思います」
――オーダー、投手起用も攻めた。
「攻めた攻めた。全力で考えてやった結果こうなったんで。勝たないとね、すべて僕のせいなので。でもよくやりましたよね。成長度は12球団ナンバーワンです。ここまで2年間、僕のやり方についてきてもらって、なんとなく僕の考えを理解してもらって、いろんな采配でも、サインでも一発で決めてくれて。それをしっかりやってくれたらこの順位に来れますよというところは選手も分かってくれたと思う」
――一番強いソフトバンクに当たった。
「ウチの選手も経験したら、これくらい強いチームになると思うから。経験が違いますもん、顔ぶれ見たらわかるでしょ。まあレベルの差というのはすごい感じたし、小久保監督がソフトバンク歴代の中でも一番だというふうにね、これから作り上げてってほしいと思います」
――今後について。
「今後の僕がどうするかは、ドラフト会議が終わったときにしっかり答えを出します。ちょっと待っておいてください。(ドラフト会議には)行きます、行きます」