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京都DF福田心之助が鳥栖に引導渡す「触るので必死」 数的不利の中で光る総走行距離&スプリント回数

スポニチアネックス 2024年10月19日 19時13分

 ◇明治安田生命J1リーグ第34節 京都2ー0鳥栖(2024年10月19日 サンガS)

 鳥栖に引導を渡したのは、京都DF福田心之助(24)だった。数的不利で迎えた後半44分、敵陣の高い位置でパスカット。その勢いのままDFを1人かわし、最後は右足を伸ばしてGKとの1対1を制した。「時間帯も時間帯。あそこまで出るのも体力が必要だった。触るので必死。気持ちです」。大きな2点目を奪った後は、ピッチにうつぶして喜ぶのが精いっぱいだった。

 総走行距離は10キロ233メートル。両チーム4番目の数値だが、スプリント回数は両チームトップの26回。3月17日・横浜戦でも同様だったが、数的不利になった試合では福田のスタミナとスピードがより輝きを増す。「得点シーンに関しては、まずGKにプレスしていたのが宮本選手。両サイドバックが最前線までプレスにいけていたのが僕たちの強み」。満面の笑みを浮かべた。

 ただバツが悪そうにしたのは、前半アディショナルタイムのプレーだ。エリア内で相手シュートを「咄嗟に」左手レシーブ。直前の相手ファウルで笛が吹かれていたが、ファウルでなければ確実に一発退場のシーンで9人になっていた。ファウル判定を確認していたわけではなく「肩を出したつもりが、手に当たってしまった」と申し訳なさそうな表情。「状況的に失点したら苦しくなると思ってので…」と歯切れは悪かったが、この執念が試合終盤の一発につながった。

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