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巨人・吉川尚輝 骨折していた 阿部監督が明かす「ポキッと折れちゃっている」

スポニチアネックス 2024年10月19日 21時50分

 ◇セCSファイナルステージ第4戦 巨人1―4DeNA(2024年10月19日 東京D)

 巨人の吉川尚輝内野手(29)が骨折していたことが明らかになった。DeNAと対戦したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで開幕3連敗を喫した後に待望の初勝利を挙げた19日の試合後に阿部慎之助監督(45)が「骨はポキッと折れちゃっている」と明かした。

 吉川は9月26日のDeNA戦(横浜)で初回に先制&決勝の左前適時打を放って27試合連続出塁としたが、3―0で迎えた2回、1死一、三塁で入った第2打席で相手先発左腕・ケイが投じた6球目、内角高めにきた152キロ直球に身をよじりながらよけ、その場に転倒。その際に自身の肘が当たって左脇腹を痛めた。

 その後も痛み止めを飲みながら出場を続け、チームが4年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた9月28日の広島戦(マツダ)では4安打3得点の大活躍。優勝決定後の2試合はともに先発出場したものの打席には立たず、プロ8年目で自身初となる全143試合出場を果たした。

 レギュラーシーズン終了後はCS出場に向けて別メニュー調整を続けていたが、開幕2日前の今月14日には阿部監督が「尚輝はちょっと厳しそうだな」とCS6試合を吉川不在で戦わざるを得ないことを示唆。「3番・二塁」の重責を担っていた吉川を欠いた打線はここまでのCS3試合で合計2得点しかできず、開幕3連敗を喫して崖っ縁に追い詰められていた。

 その吉川はこの日の試合前にサプライズで出場選手登録され、第4戦でベンチ入り。出場はなかったが、勝利をチームメートと見届けた。

 試合後、吉川について聞かれた阿部監督は「本人がファイティングポーズを取ってくれたのでね」と本人から申し出があったとしたうえで「なんとか貢献したいということで、骨はポキッと折れちゃっているけど、気持ちで入ってくれましたね」と骨折していたことを明かした。

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