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ナジャ 寡黙だった亡き父「ゲイとしてテレビ出る」を応援 カミングアウト後「衣装代かかるからって」

スポニチアネックス 2024年10月20日 12時22分

 タレントでドラァグクイーンのナジャ・グランディーバ(50)が19日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)に出演。家族にゲイを打ち明けた当時を振り返った。

 自身について「からだは男、頭の中も男、恋愛対象は男。ゲイといわれるカテゴリーに入るのかな」と説明。家族には隠していたが、地元関西でレギュラー番組が決まったタイミングで「女装してゲイとしてテレビに出る」と母に電話で伝えた。

 「実家はお米屋さん。商売に影響があるかもしれないし、家族穏やかに過ごしたいから。“うわさが立つのは嫌ややから(テレビ出演は)やめてほしい”ってお母さんに大反対された」。しかし、その翌日、母から「1日考えたけど、あんたの人生やから好きなことしていいよ」と電話が。

 「きっとその夜、夫婦で話し合いをしたと思う。その後、お盆くらいかな。カミングアウトして最初の帰省。その時にお父さんが“衣装代もかかるやろうから”って。30万円くらい入ってたかな」とナジャ。父は数年前に亡くなり「こんな長男になってしまったけど。もっといろいろやっといてあげればよかった」と悔やんだ。

 ここで番組では、ナジャの母からのメッセージを紹介した。「主人は、もの静かな人でした。テレビに出ると言ってきた時も私は反対いたしましたが、主人は好きなようにさせたらええと、私に話を進めてきてくれと申しました」「今までだと帰ってきたら肥料の配達などを手伝わせておりましたが、芸能界に入ってからは腰を痛めたらあかんとか気にして手伝わせなくなりました」「心の中ではうれしさ半分、心配半分だったと思います」などとエピソードが。

 ナジャは「お父さんは“息子の好きにさせたれ”と言ってたことを聞くと、頑張ろうって気になる。誇れる息子になるためにもうちょっと頑張ってみようかなと思った」と話した。

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