◇関西学生野球秋季リーグ第7節2回戦 関学大14―1京大(2024年10月20日 わかさスタジアム京都)
首位の関学大が14安打で14得点を挙げ、リーグ戦の春秋連覇に王手をかけた。
19日の1回戦は3点を先制しながら降雨ノーゲーム。仕切り直しとなった一戦で打線が爆発した。3回に打者一巡の攻撃で4点。4回、5回にも得点を重ねると、6回は2点を挙げ、なおも2死満塁で主将の小川将信(4年=筑陽学園)が押し出し四球を選び、先発全員打点となった。
投げてはリーグ戦初先発の右腕・古川雅也(4年=平田)が7回を被安打3で無失点に抑え、今季2勝目を挙げた。
「すごく緊張しました。調子は良くはなかったが、持ち味である低めに投げ切ることはできた」
速球はほとんどが120キロ台ながら、低めに集めて変化球とのコンビネーションで打たせて取る抜群の安定感だった。
高校3年の選抜に21世紀枠で出場が決まっていたが、コロナ禍のため大会中止に。9月下旬には、当時の指揮官だった植田悟監督(現・津和野高監督)が来阪し、食事と野球談議を交わした。卒業後は地元・島根の企業に就職し、軟式野球を続けるという。
「春秋連覇はなかなかないことだと思う。雰囲気がいつもと違うかもしれないですけど、いつも通りやれば勝てると思う」
自身の登板機会があるかは未定ながら、リーグ連覇を誓った。