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帝京 今夏全国準V校に辛勝 2失点関東の村松「良かった」先制弾立石「最高でした」

スポニチアネックス 2024年10月20日 16時39分

 ◇秋季野球 東京大会3回戦 帝京 3―2 関東第一(2024年10月20日 都営駒沢)

 帝京が今夏甲子園準Vの関東第一に3―2で辛勝し、準々決勝に進出した。

 ゲームセットの瞬間、最後まで投げ抜いた村松秀心(2年)の元へナインが駆け寄った。今夏の東東京決勝で敗れた相手に137球の完投勝利。3点のリードが8、9回に1点ずつ返されたが、2死三塁から代打を空振り三振に仕留め、雄叫びを上げた。右腕は「最後は点を取られたけど、いろいろ収穫はありました。チームも勝てて良かった」と胸をなで下ろした。金田優哉監督も「気力を振り絞って投げてくれた」と目を細めた。

 1年生4番も役目を果たした。0―0の4回2死二塁から立石陽嵩外野手が先制の左越え2ラン。練習試合を含めても高校初アーチに「真ん中低めの直球。打った瞬間は気持ち良かったし、最高でした」と声を詰まらせた。甲子園では「3番・左翼」で出場した先発・坂本慎太郎(2年)から放っただ一発だけに、自信をつけたはずだ。

 チームは2回戦では佼成学園に1―0と競り勝ち、、関東第一に辛勝。強豪集うトーナメントで今後も厳しい戦いは続くが、金田監督はナインを称えつつ「次からはミスも見逃してくれない。トーナメントを見た瞬間から厳しいとは思っていたけど、勝ってこそ東京のチャンピオン」と語気を強めた。

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