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「光る君へ」一条天皇の辞世の歌「君を置きて」の「君」は?塩野瑛久「僕なりの正解ある」も視聴者に委ねる

スポニチアネックス 2024年10月20日 21時2分

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は20日、第40話が放送され、俳優の塩野瑛久(29)が好演してきた一条天皇の最期が描かれた。塩野は大河初出演ながら、美しき帝の苦悩を体現。インターネット上には「一条天皇ロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第40話は「君を置きて」。まひろ(吉高由里子)の書く“光る君の物語”が相変わらず宮中の話題になる中、一条天皇(塩野瑛久)が体調を崩し、不穏な空気が漂い始める。占いによる不吉な予兆が藤原道長(柄本佑)に報告され、次期皇位をめぐる公卿たちの動きが加速。中宮・藤原彰子(見上愛)が一条天皇の容態を心配し、まひろが付き添っていると、現れた道長に対して彰子が感情をあらわにし…という展開。

 寛弘8年(1011年)6月。一条天皇は譲位し、25年に及ぶ一条朝は幕を閉じた。居貞親王が三条天皇(木村達成)となり、敦成親王が東宮となった。

 一条天皇は出家。「露の身の 風の宿りに」。彰子は一条天皇の手を握る。「君を置きて 塵を出でぬる 事…(ぞ悲しき)」。彰子は「お上!」と泣き崩れた。

 「辞世の歌を詠じた翌日、一条天皇は崩御した」(語り・伊東敏恵アナウンサー)。32年の生涯に幕を下ろした。

 オンエア後、撮影現場からの音声コメント「君かたり」が番組公式SNSにアップされた。

 ▼塩野瑛久(彰子について)僕の中では、言いたいことや思っている気持ちは本当に凄くたくさんあるんですけど、最期の歌を詠むシーンも含めて、史実の一条天皇のどちらに歌を詠んだか(「君を置きて」の「君」が定子か彰子か)ということも含めて。今回の「光る君へ」でも、そこは見てくださっている方の判断に委ねようかなと思っていて。だから、僕が彰子のことをどう思っていたかというのも、僕なりの正解はちゃんとあったりしたつもりなので、それを映像で見て、皆さんが感じていただけたらいいなと思ってはいます。

 次回は第41話「揺らぎ」(10月27日)が放送される。

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