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巨人・山崎伊織「粘り強く投球できたと思います」 戸郷につないだ!粘りの投球で完封リレー先陣

スポニチアネックス 2024年10月20日 20時47分

 ◇セCSファイナルステージ第5戦 巨人1―0DeNA(2024年10月20日 東京D)

 巨人の山崎伊織投手(26)がプロ4年目にしてポストシーズン(PS)初登板初先発。巨人のアドバンテージ1勝を含め2勝3敗で迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦で7回途中6安打無失点と好投して自身のCS初勝利をマークした。

 前夜の第4戦は12月に36歳の誕生日を控えるベテラン坂本の魂のヘッドスライディング2連発など足を絡めた攻撃で終盤に勝ち越し、CS開幕3連敗の崖っ縁から待望の白星。

 だが、負ければ即CS敗退決定の状況はこの日も変わらず、中4日で第6戦に向けてスタンバイしている戸郷の前に大事な一戦が山崎伊に託された。

 2年連続でチームのレギュラーシーズン最終戦で2桁勝利を達成。それは昨季も今季もともに東京ドームでのDeNA戦で、今季は4試合に登板して3勝0敗と相性のいい相手にこの日も立ちはだかった。

 初回から気合たっぷりの表情でマウンドへ。初回から150キロを計測するなど全力で飛ばした。初回に2安打されて2死一、二塁のピンチを招いたが、無失点。

 3回も連打で無死一、二塁とされ、ブルペンでは早くも西舘と横川が肩を作り始めたが、牧を中飛、佐野を遊ゴロ併殺打に仕留めて得点を許さなかった。

 味方打線は5回に中山がプロ初アーチを放って先制。わずか1点の援護だったが、その後もスコアボードに0を並べて力投した。

 1―0のまま迎えた7回、1死から桑原に打たれた安打を左翼・オコエが後逸して三塁打にしてしまったところで降板したが、2番手左腕・高梨が見事な火消し。守備陣の好プレーも続出し、その後はバルドナード、大勢の完封リレーだった。

 山崎伊の投球内容は6回1/3で打者24人に対して97球を投げ、6安打無失点。5三振を奪い、四死球なし、直球の最速は150キロだった。

 ▼山崎伊 先制点は絶対にやらないことを考え一人一人勝負しました。野手の皆さんにも助けられながら粘り強く投球できたと思います。

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