◇セCSファイナルステージ第5戦 巨人1―0DeNA(2024年10月20日 東京D)
巨人の阿部慎之助監督(45)は、中山礼都内野手(22)が5回に放った先制&決勝の一発に大喜びだった。
「ホント素晴らしかったね。ずっと1年目から見ているけど、あんな当たり初めて見た」とプロ4年目、レギュラーシーズンではまだノーアーチだった中山の一発に笑顔が止まらない。
そして、終盤は門脇、増田大らが守備でスーパープレーを連発し、わずか1点を山崎伊、高梨、バルドナード、大勢が完封リレー。
最後の最後までしびれる展開となったが、「まあ、ずっとこういう展開でシーズンも勝ってきたしね。この勝ち方じゃないと勝てないのかなっていう。本当に最高のゲームだったし、明日に必ずつながると思いますよ」と話した。
7回の守備では桑原の安打を左翼・オコエが後逸して三塁打にしてしまう場面もあったが、ミスは出てもみんなでカバーし合うのが今のジャイアンツ。
「そうだね。それがやっぱり一個勝ったことによって強くなっている証拠だと思うし」と胸を張った。
だが、「本当に強いチームだといわれるのは明日勝つことしかないから」と阿部監督。「それだけです」と言い切った。