◇セCSファイナルステージ第5戦 巨人1―0DeNA(2024年10月20日 東京D)
巨人の川相昌弘内野守備コーチ(60)は門脇誠内野手(23)が7回に見せた超ウルトラスーパープレーに賛辞を惜しまなかった。
「あの体勢からよく投げたし、インサイドに投げられたからアウトになったと思う。紙一重のプレー。よく守ってくれた。素晴らしかったと思います」
1―0で迎えた7回だった。1死から桑原の打球を左翼・オコエが後逸して三塁打にしてしまったところで先発右腕・山崎伊が降板。2番手左腕・高梨がマウンドに上がった。
ここで巨人内野陣は前進守備。森敬が弾き返した痛烈な打球は門脇が守る遊撃に飛んだ。
これを抜群な反応と動きでスライディングキャッチした門脇は、素早くバックホームして三走・桑原をタッチアウトに取り、同点を許さず。門脇のスーパープレーに続いて森敬の二盗も岸田が阻止して1点リードを守り切った。
現役時代に犠打の世界記録をつくり、遊撃手としてはゴールデングラブ6度受賞の名手としても知られた川相コーチ。名手の系譜は脈々と後輩たちに引き継がれている。