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フォーリーブス ジャニー元社長へ「感謝しかない」率直な思いも…「最低最悪だと言われればそうかも」

スポニチアネックス 2024年10月20日 22時17分

 「フォーリーブス」の江木俊夫(72)が、20日放送のNHK「NHKスペシャル ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像」(後9・00)に出演し、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の故ジャニー喜多川元社長への率直な思いを語った。

 ジャニー元社長による所属タレントへの性加害は、昨年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きく注目された。外部専門家による再発防止特別チームが8月に発表した調査報告書で、「長期間にわたって性加害が繰り返されていた」と認定され、9月の会見で認めた。

 江木は70年代に人気を博した旧ジャニーズ事務所のアイドルグループ「フォーリーブス」のメンバーとして活躍。今も、おりも政夫と同グループ名義でステージに立っている。ジャニー元社長のプロデュース能力と、その裏で持ち続けた性嗜好について、「ジャニーさんという人は、これだけ人類に恐怖を与えておいて、これだけ快楽をみんなに、素晴らしいグループを作り、歌と踊りを教えてきた。何て言うのかな、天国と地獄ですよね」と表現した。

 ジャニー元社長からタレントへの性被害という、深刻な事態が明らかになった上で、「ジャニー氏を尊敬しているか」と尋ねられた江木は「います。今の自分を作ってくれたからですね。やっぱり人間というのはそういうものだと思います。フォーリーブスという名前を永遠に残してくれたジャニーさんに感謝しかないですね」と答えた。

 被害者への思いを尋ねようとする記者に対しと、江木は「伝えたい意味は分かりますね。性被害なんて鬼畜だと」と返答。「もちろん性被害を受けた今の若い人、告発者の人たちは、それはもう大変な人生を歩んできたと思います」としつつも、「それについてどう思うかと言われても、そうですねと言うしか、僕はないんですよね。江木俊夫を作ってくれたことに関しては感謝を述べているだけであって、確かに世間の言う通り、最低最悪だと言われれば、そうかもしれない」と語るにとどめた。

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