◇F1第19戦米国GP 決勝(2024年10月20日 テキサス州オースティン サーキット・オブ・ジ・アメリカズ=1周5.513キロ×56周)
4番手から出たフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)が第16戦イタリアGP以来3戦ぶりに今季3勝目をマークした。2位は同僚のカルロス・サインツ(スペイン)が8戦ぶりの表彰台を確保し、フェラーリが米国では18年ぶりとなるワンツーフィニッシュを果たした。3位には総合首位に立つレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が入った。
ルクレールはスタート直後、フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリス(英国)が争う隙を突いてトップに浮上。2番手につけていたフェルスタッペンとの差を徐々に拡大した。26周目にタイヤ交換を終えて3番手でコース復帰し、31周目で再びトップに立つとその後は独走でチェッカーを受けた。ポールポジション(PP)から出た総合2位のノリスはフェルスタッペンと3番手を争っていた終盤にコース外走行で5秒ペナルティーを受け、4位にとどまった。
RBの角田裕毅は14位に終わり、6戦連続でポイントを逃した。10番グリッドからのスタートで一時は8番手に浮上。しかし、12番手を走行していた41周目に単独スピンで2つ順位を落とし、入賞争いから脱落した。
契約解除のダニエル・リカルド(オーストラリア)に代わりRBのドライバーに起用されたリアム・ローソン(ニュージーランド)は、19番手スタートから角田を上回る9位に入って早速ポイントを獲得。17番グリッドからスタートで12番手まで上げていたメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)は3周目にコースアウトしてリタイアとなった。
▽決勝順位
(1)ルクレール(フェラーリ)
(2)サインツ(フェラーリ)
(3)フェルスタッペン(レッドブル)
(4)ノリス(マクラーレン)
(5)ピアストリ(マクラーレン)
(6)ラッセル(メルセデス)
(7)ペレス(レッドブル)
(8)ヒュルケンベルク(ハース)
(9)ローソン(RB)
(10)コラピント(ウィリアムズ)
(11)マグヌセン(ハース)
(12)ガスリー(アルピーヌ)
(13)アロンソ(アストンマーチン)
(14)角田裕毅(RB)
(15)ストロール(アストンマーチン)
(16)アルボン(ウィリアムズ)
(17)ボッタス(キックザウバー)
(18)オコン(アルピーヌ)
(19)周冠宇(キックザウバー)
リタイア ハミルトン(メルセデス)