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藤井竜王「辛味が強いのに驚いた」 ご当地グルメにしゃっくりが止まらず 第2局一夜明け会見

スポニチアネックス 2024年10月21日 12時7分

 将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦第2局から一夜明けた21日、両者が対局地の福井県あわら市で一夜明け会見に臨んだ。温泉どころである同市内の足湯施設「芦湯」で佐々木の勝利に終わった対局を回想。「早い段階で熱戦にできず、残念」。形勢は2日目午前まで互角だったが、藤井は1日目昼食休憩前、自陣の囲いを崩してまで強く反発してきた佐々木の指し手に対応できなかった反省を語った。

 一夜明け会見にも関わらず、地元メディアなど約30人の報道陣に囲まれた。「研究勝負より、一手一手考える将棋になった。互いに主張の強い手を交わし合った。難しい将棋でも、手がいいところへ行った」。佐々木は記念のタイトル戦初勝利への手応えを示すと、「これだけカメラに囲まれての足湯も今後ない。思い出に残したい」。源泉掛け流し、40度の足湯で疲れを癒やしながら笑いを誘った。

 「大根おろしの辛味が強いのに驚いた。本場の味を楽しめた」

 藤井は1日目の昼食で選択し、午後からの対局中しゃっくりが止まらなくなった「辛味しぼりおろしそばと小天丼」について笑顔で語った。

 自らの好奇心もあるだろう。誘致に尽力してくれた地元へ貢献する意図からも、これまでご当地グルメを昼食に選択する傾向にあった。「おろしそばが名物と聞いていた。どこかで食べたいと思っていた」。提供されたメニューの中から「天丼とのセットに惹かれた」とその意図を明かした。

 佐々木は2日目、「越前おろしそばセット」を選んだ。「紹介文に“ザ・福井セット”と書かれていたのが刺さりました。おにぎりが丁寧に握られていて、2日目の余裕のないところでも食べられた」。2日制対局最大の気分転換を振り返った。1勝1敗のタイとなり、25、26日、京都・仁和寺での第3局へ中4日で臨む。

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