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泉房穂氏 静岡県警本部長が袴田巖さんに直接謝罪に「検察の畝本直美検事総長こそ、直接に謝罪すべき」

スポニチアネックス 2024年10月21日 14時16分

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(61)が21日、自身のSNSを更新。1966年の静岡県一家4人殺害事件で袴田巌さん(88)の再審無罪が確定したことを受け、県警の津田隆好本部長は同日、浜松市の袴田さんの自宅を訪れ、直接謝罪したことに言及した。

 本部長は「逮捕から無罪確定までの58年間の長きにわたり、言葉では言い尽くせないほどのご心労、ご負担をおかけし、申し訳ありませんでした」と謝罪。捜査当局が直接陳謝するのは初めて。

 同席した袴田さんの姉ひで子さん(91)は「もう運命だと思っています。今更、警察に苦情を言うつもりはありません。今日はわざわざおいでくださりまして、ありがとうございました」と応じた。

 袴田さんは66年に県警に逮捕され、80年に死刑が確定。再審公判で静岡地裁は先月26日、捜査機関の証拠捏造を指摘し、無罪判決を言い渡した。

 泉氏は「『静岡県警本部長が袴田巖さんに直接謝罪』とのニュースだが、検察の畝本直美検事総長こそ、直接に謝罪すべきではないのか。証拠の捏造が事実認定されたにもかかわらず開き直り続けるとは、検察のトップの取るべき態度ではない。最近の検察はどうかしてしまっている」と自身の見解をつづった。

 畝本直美検事総長はこれまでに控訴断念を表明した談話で「結果として相当な長期間にわたり、法的地位が不安定な状況に置かれた。申し訳なく思う」としている。

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