元広島、巨人の西山秀二氏(57)が、巨人のヘッドコーチなどを歴任した岡崎郁氏(63)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。古巣・広島の9月大失速の要因をズバリ指摘した。
9月4日まで1位だったが、その後、歴史的失速でシーズン4位に終わった。
西山氏は「いっぱいいっぱいですよ。8月までが目一杯。外国人も使いようがない状態で4番を打つバッターもいない。必死につないで8月の時点で1位。正直余力ない。落ちるしかない」と、説明した。
チーム本塁打は12球団最少の52。個人は坂倉の12本が最多だった。
西山氏は開幕前にほとんどの評論家が広島のBクラスを予想していたことを指摘。「あのメンバー(戦力)で、それを新井監督が何とか盛り上げて、選手は必死で頑張ったけど、しょうがない。よくぞあそこまで走ったと(褒めてあげないと)」と、オーバーペースで戦い抜いたチームを称えた。
歴史的失速の裏を返せば、夏までが歴史的な頑張りだったということだ。
「あと1カ月持たせるには?」と岡崎氏から質問された西山氏は「やっぱり4番ですよ」と指摘。「僕が(捕手として)あの打線と勝負するなら怖くない。ホームランがないから。4番で20発以上打てる選手が座ったら怖いですよ」と、解説した。