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リンゴ ピーコさん追悼 今もリスペクトする巧みなトーク「人が嫌がることでもムッとさせなかった」

スポニチアネックス 2024年10月21日 15時40分

 漫才コンビ「ハイヒール」のリンゴ(63)が21日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金後1・50)に出演し、先月亡くなっていたことがわかったファッション評論家・ピーコさんとの思い出話を語った。

 「体調がおもわしくないというのは、おうかがいしていた」と話すリンゴ。ただ「まさかこんな急とは」と信じられない様子。「多いときは月に3、4回は食事に連れていってもらった。一流のものを食べなさい、見なさい、聞きなさいという方で、ものすごい後輩思いな方でした」と、ピーコさんの人となりを語った。

 毒舌キャラで知られたが、その巧みなトークには漫才師のリンゴでも舌を巻いた。「人が一番嫌がることは言わない、というのがピーコさんの教え。でも、ピーコさんは人が言われたらいやなことでもうまく言える人なんですよ。ムッとさせず、気をつけますと言わせる。すごかった」と振り返った。

 同じく親交が深かった芸能リポーターの大村正樹氏によると、認知症が進行し始めた3、4年前から仕事関係者との関係を絶ってしまい「連絡がつかなかった」と話す。「あれほど一世風靡したのにその最後はあまりに切なくて、おすぎさんは喪主なのに参列できず、亡くなったことも認知できず、参列したのも血縁関係のない4人程度だったと聞いています」と残念そうに語った。

 大村氏は「どこから収入源があるのか謎でした。テレビのコメンテーターなんて収入はしれてるのに」とお金に無頓着だったエピソードを紹介。食事会などは払わせることもなく「節目のお誕生日会とかあると、いつの間にかピーコさんが会計をしてるんです。あんたたちね、私のために集まって時間を費やしてるんだからお金くらい私に払わせろって言うんです。だから、最後はほとんどなかったんじゃないでしょうか」と話していた。

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