阪神は21日、矢野監督時代の22年までブルペンを担当していた金村暁(48)氏の1軍投手コーチ就任を発表し、この日の午前に西宮市内で就任会見を行った。
同席した嶌村聡球団本部長は「うちの選手のことを知っておられますし、うちの試合の解説もしておられた。安藤(1軍投手)コーチとともに1軍(投手)の全般を(任せる)。勝つために来て頂いた」と説明した。
金村氏は日本ハムと阪神でプレーし、11年に独立・信濃で現役を引退。阪神には16年に1軍投手コーチとして復帰し、矢野燿大元監督が退任するまでの7年間指導に当たった。
ユニホームを脱いでからは野球解説者として、テレビやラジオで活躍を見せていた。金村氏は「まさかこんな早く帰ってこられると思ってなかった」と心境を明かし、「離れた2年も選手がすごく気になって、見ていましたし、またそういう選手たちと一緒にやれるのというのはすごく幸せに感じています」と笑顔を見せた。
また「安藤コーチとタッグを組みながら、(藤川監督に)“もうブルペンのことは任せました”と言ってもらえるくらいが理想です」とコメントした。