◇セCSファイナルステージ第6戦 巨人2―3DeNA(2024年10月21日 東京D)
巨人の丸佳浩外野手(35)にとっても悔しいCS敗退となった。
「3番・右翼」に入って初戦から全6試合に先発出場。だが、引き分けでも日本シリーズ進出が決まる最終戦で5打数無安打と快音を残せず。ラスト2戦は8打数無安打で、10打席連続無安打でのフィニッシュとなった。
16日の初戦は「1番・右翼」で4打数1安打、17日の第2戦は「1番・左翼」で4打数無安打に終わったが、6回の第3打席では二ゴロで一塁へ気迫のヘッドスライディングを見せ、ナインを鼓舞する場面もあった。
「3番・右翼」に入った18日の第3戦では二塁打を含む2安打を放ってチーム唯一のマルチ安打としたが、チームは岡本和の一発による1点だけで3連敗。2試合連続「3番・右翼」での出場となった19日の第4戦で4打数2安打とチームの初白星に貢献していた。
丸は広島時代の2016年から18年までリーグ3連覇を果たし、17年と18年にセ・リーグMVPを獲得。巨人にFA移籍した19、20年にリーグ2連覇して“ひとり5連覇”を達成した。
だが、17年にはファイナルステージで今回と同じ3位のDeNAと対戦。開幕戦白星後に4連敗を喫して日本シリーズ進出を逃した苦い経験があり、今回は悪夢の再現となってしまった。