全日本プロレスは22日、後楽園ホールで行われた。諏訪魔デビュー20周年記念試合は諏訪魔は近藤修司、鈴木秀樹組がタッグで激突。当初、諏訪魔のタッグパートナーがXだったが、元全日本の石川修司がリングに登場すると大歓声が巻き起こった。
試合は諏訪魔と近藤が先発。その後は、タッグパートナーの鈴木とエルボー合戦を展開し、場外では椅子攻撃と互いに大暴れした。15分すぎに、全日本の選手たちが乱入。諏訪魔に手痛い洗礼を浴びせて、最後は16分31秒、ダブルアームスープレックスからの片エビ固めで鈴木が諏訪魔から勝利した。
試合後のセレモニーでは渕正信が花束を贈呈。ビデオメッセージでは天竜源一郎、武藤敬司がそれぞれ祝福した。
諏訪魔は「一番は石川が全日本マットに上がったのが大事件。お願いを聞いてくれて本当に良かった」とタッグを組んだ石川に感謝。さらに「こんなにいっぱいのお客さんが入って、全日本に残って良かった。これからもいろいろ考えていこう。ずっとこれからもつながっていく。20年やって築いてきたことなんだ」と感無量の表情で話した。