米男子ツアーのZOZOチャンピオンシップは24日から4日間、千葉県の習志野CCで開催される。パリ五輪銅メダリストで21年大会覇者の松山英樹（32＝LEXUS）にとって自己最多となる年間3勝目が懸かる一戦となる。22日に会見し、「僕の中で日本でプレーできる楽しみなイベントの一つなので頑張りたい」と語った。
この日はイン9ホールを回って調整。最終18番パー5をバーディーで締め、観客を沸かせた。米ツアーは来年以降も日本開催を目指しているが、19年から大会を主催するZOZOとの6年契約は今年で終了する。21年を制した32歳は「凄くいい思い出。また日本でプレーする機会があればいい」と願う。
今季は2年ぶりの勝利をつかむなど2勝を挙げて、ツアー通算10勝に到達。過去に16、17、21年の3度、年間2勝をマークしているが3勝はない。「もちろん優勝を目指してやっている」。今大会が日本で戦う24年初戦。パリ五輪銅メダリストが、思い入れのある舞台でその実力を発揮する。 （中村 文香）