スポーツニッポン新聞社が制定する「2024年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の選考委員会は22日、セ・リーグは菅野智之投手(35)―小林誠司捕手(35)、パ・リーグは有原航平投手(32)―甲斐拓也捕手(31)を選んだと発表した。菅野は7年ぶりで投手では最多に並ぶ3度目、小林とのコンビでは2度目。有原は初、甲斐は4年ぶり2度目となった。4選手には賞金100万円が贈られる。
甲斐は4年ぶり2度目の受賞となった。前回20年の千賀(現メッツ)と同じく、同学年の有原とのコンビでつかんだ栄誉。「あいつがマウンドにいるだけでピリッとした雰囲気になる。エースならではの立ち姿、雰囲気を持っている。お互い言い合えると思っているし、話し合いながらやってきました。受賞できてうれしいです」と喜びを口にした。
有原に対しては「投げる試合に対しての準備を誰よりも意識している投手」と全幅の信頼を置いている。しっかりと自分で考え、相手のデータも分析して試合に臨む“相棒”に対して、甲斐も自分なりの意見を伝えて不安なく登板できるように努めてきた。登板した全26試合でコンビを組み、右腕が8月に不振に苦しんだ時も一緒に乗り越えた。
次はDeNAとの日本シリーズ。12球団の頂点に立ち、日本一のバッテリーになることを目指す。