中日・小笠原慎之介投手(27)が今オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すことが22日、決まった。この日までに何度も球団と話し合いの場を持ち、正式に容認された。
「球団と複数回話し合って、ゴーサインをいただきました。今日、井上監督にもご理解いただきました。今後どうなるかは不確定なことも多いですが、チャレンジします」
数年前からメジャー挑戦への強い思いがあり、その意思を球団に伝えていた。この日のナゴヤ球場での秋季練習中には井上新監督ともマンツーマンで話し合い、理解を得た。加藤宏幸球団本部長は「熱意は伝わっている。この時期が適切と判断した」と説明。パドレス・松井と同じ米大手代理人事務所WME社と契約を結んでいる。中日で同システムを利用してメジャー移籍すれば、03年の大塚(現投手コーチ)以来となる。
高卒9年目の今季は24試合で5勝11敗、防御率3・12ながら、4年連続の規定投球回数に到達。タフで試合をつくれる左腕にはメジャー関係者も興味を示し、今後の動向に注目が集まる。
(山添 晴治)