西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。注目される中日の守護神ライデル・マルティネス投手(28)の去就について言及した。
ヘッドコーチ時代に指導したマルティネスについて伊東氏は「考え方がスマート。160キロ近く投げる投手なら最後は力でねじ伏せたくなるものだが変化球でかわしたり冷静」と高く評価した。
来日8年目。毎年のように海外を含めて争奪戦になるという。
キューバ出身のため、マルティネス本人ではなくキューバ政府との交渉がメーンになる。伊東氏は「今もらってる金額の倍くらいは払っているかもしれない」と、マルティネス本人に支払う年俸の他に仲介するキューバ政府への“レンタル料”も必要だと明かした。
中日にとっては残留が絶対。伊東氏は「(流出なら)順位にかかわってくる」と指摘した。
ただ、本人の性格がよくて球団を愛してくれても「彼らは義理人情じゃなくビジネス」と、契約は別物と明かした。
伊東氏にも苦い思い出が…。
「ロッテ監督のとき、デスパイネに来年も一緒にやろうとお願いして本人もその気だったが、ソフトバンクのユニホーム着ていた」と苦笑いしていた。