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24日どうなる運命のドラフト 広島だけ…異例のドラ1指名公表1球団 宗山と金丸は何球団競合?清原は…

スポニチアネックス 2024年10月23日 19時57分

 プロ野球の新人選手選択会議「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が24日午後4時50分から都内のホテルで開催される。前日となる23日にも多くの球団がスカウト会議が行われたが、1位指名を公表したのは広島だけ。2021年は2球団、22年は9球団、昨年は4球団だったが、13年の0球団に次ぐ異例の少なさとなる。複数選手の指名競合が予想される運命の一日。今年はどんなドラマが生まれるのか――。

 広島は今月11日、広島市南区の球団事務所でスカウト会議を開き、明大・宗山塁内野手(21)を1位指名すると公表した。地元広島県三次市出身のスター候補。走攻守…三拍子そろい、世代No・1遊撃手の世評を得る。他球団との競合は必至でソフトバンク、日本ハムの氏名も予想される。新井貴浩監督(47)がクジ引きに臨む予定。事前公表は3年連続で、2年連続12球団最速となった。

 広島以外の11球団は公表しない方針を固めた。日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサーは「決まり切っていないので、もう1回再確認をしてという感じ」、阪神・藤川球児新監督は「(決定は)当日になる」、ヤクルト・高津臣吾監督も「当日、楽しみにしていただたら」、巨人・水野雄仁スカウト部長は「(1位は)これでいこうかという感じですけど。公表はしないです」と明かした。

 宗山と並んで競合必至の1位候補は関大・金丸夢斗投手(21)。最速154キロの即戦力左腕を巡っては巨人を始め最大で6球団の強豪が予想されている。大学生の1位候補としては、宗山と金丸に続き中村優斗投手(愛知工業大)、西川史礁外野手(青山学院大)にも注目。投手、内野手、外野手とポジションが別れる中、各球団の思惑や、選手育成、チーム編成のビジョンが見える1位指名となりそうだ。

 高校生の上位候補は藤田琉生(東海大相模)、今朝丸裕喜(報徳学園)、柴田獅子(福岡大大濠)、村上泰斗(神戸弘陵高)、石塚裕惺(花咲徳栄高)ら。社会人ではNo・1左腕と評される吉田聖弥(西濃運輸)、強肩強打の石伊雄太(日本生命)らが即戦力候補として名前が挙がる。

 さらに、今年のドラフトで大きな注目を集めるのは清原正吾内野手(慶大)。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏の長男。果たしてプロ入りはなるか。

 日本高野連と全日本大学野球連盟は10日にプロ入りを希望する選手に義務づけた「プロ志望届」の提出を締め切り、高校生159人、大学生162人の計321人が提出。321人の運命は…。いよいよ、24日午後4時50分にドラフト会議が始まる。

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