◇東都大学2部 東洋大4―1立正大(2024年10月23日 等々力)
東洋大が立正大を4―1で下して勝ち点3として首位に立ち、2部優勝に王手を掛けた。今秋ドラフト候補3投手のうちの一人、岩崎は4―0の7回に登板。1死満塁を投ゴロ併殺で切り抜けるなど1回無失点で勝利へつなげた。
「できるだけ強い球を投げようと。(併殺は)真っすぐで詰まってくれたらいいなと思って投げた」。立正大の追い上げムードを断ち、最速153キロ右腕は笑顔を見せた。
履正社2年の夏は甲子園で胴上げ投手にもなった。4年間で着実に成長し、24日に運命の時を迎える。それでも「今までやってきたことを評価していただければ(プロに)行けるだけのことだと思うし、特に気負うことはないです。今はそんな感じですね」と平常心を強調。ワクワク、ドキドキ感は「全然ないです」と笑った。
チームは28日の駒大3回戦に勝てば優勝が決まり、1・2部入れ替え戦に臨む。「僕たちが(2部に)下げてしまったと言っても過言じゃないので。この夏からそれ(2部優勝で1部復帰)を目指してやってきた。僕たちが上げて、後輩たちに1部でやってもらいたい」。岩崎はドラフト指名を受け、後輩へ1部復帰という置き土産を残すつもりだ。