日本最速の球速161キロ(当時)を記録したヤクルト、楽天などの佐藤由規氏(34=登録名・由規)が、大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。ドラフト指名当日の会見で流した涙の理由を明かした。
仙台育英のエースで高校時代に最速157キロを記録。ドラフト会議では楽天、ヤクルト、横浜(現DeNA)、中日、巨人の5球団が競合。抽選でヤクルトが交渉権を獲得した。
その会見で由規氏は涙を流した。
「意中の球団じゃないから泣いたんじゃないかってよく言われた。地元の楽天に行きたかったからみたいな話も出る」
ヤクルトが嫌だった訳ではないが「今だから言えば、地元に残りたかったという気持ちは正直あった」と明かした。
楽天に行きたい、というよりは家族と離れるのが嫌だったようだ。
どの球団に決まっても表情を変えないように決めて会見に臨んだが、気がついたら泣いていた。
「質問されてしゃべろうとしたら正面に家族(の姿)が見えてこみ上げてしまった」と、振り返った。
大久保氏は「いい家族だなあ」と、感心していた。