ソフトバンクの大関が日本シリーズでの復帰に向け臨戦態勢だ。「うまいこと調子も上がってきたんじゃないかと思う。シーズンと同じような状態でマウンドに立てる準備はできたかなと思います」。23日、みずほペイペイドームで行われた投手練習で左腕は確かな手応えを口にした。
左大円筋損傷により優勝目前の9月中旬に悔しい離脱。それでも自己最多の8勝をマークした。CSファイナルSは間に合わなかったものの、20日のフェニックス・リーグでは6回途中1失点に抑えた。倉野投手コーチは「純粋に状態を見て決めたい」と明言を避けているが、第5戦の先発が有力視される。
元監督の工藤公康氏や巨人・杉内投手コーチがホークス時代に背負った背番号47を今季から身にまとう。初の大舞台へ「子どもの頃にワクワクして見ていた記憶がある。経験したことはないので凄く楽しみです」と胸を高鳴らせる大関が頂上決戦で堂々の投球を見せる。 (木下 大一)