メジャーリーグの最高峰の舞台、ワールドシリーズが25日(日本時間26日)に開幕する。ヤンキースとドジャースによる43年ぶりの“名門対決”とあり、注目度は抜群。今季、両チームがレギュラーシーズンで対戦したのは6月に行われた3連戦の1カードのみ。どんな試合が繰り広げられたか振り返る。
今年はインターリーグ(交流戦)がヤンキースの本拠ヤンキースタジアムで行われ、6月7日(同8日)の第1戦はドジャース・山本由伸が先発を務め、7回2安打無失点とヤンキース打線を圧倒。ヤンキース・ジャッジには二塁打を許したものの2打数1安打1四球で「凄い投手」と言わしめた。
試合は息詰まる投手戦となり、0-0で迎えた延長11回にドジャースのT・ヘルナンデスが2点二塁打を放ち、ドジャースが2-1で勝利した。
第2戦はドジャース打線が爆発し11-3と大勝。中でもT・ヘルナンデスが8回に満塁本塁打を放つなど、2発を含む4打数2安打6打点の大暴れで勝利に貢献した。ジャッジは2本のソロを放つも大量失点が響いた。
第3戦は6-4でヤンキースが勝利。3回にジャッジの適時打などで2点を先制すると、2-3の6回にはグリシャムの3ランで逆転。5-4の8回にはジャッジがダメ押しソロを放って試合を決定づけた。
3連戦は2勝1敗とドジャースが勝ち越し終了。ドジャースはT・ヘルナンデスがこの3連戦で12打数6安打、3本塁打、9打点と大爆発した。メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズは不振に苦しんだが、第6戦で2安打し復調気配を感じさせた。MVPトリオの後を打つだけにワールドシリーズでも再度の大暴れに期待がかかる。
一方、ジャッジも3連戦で11打数7安打、3本塁打、5打点と活躍した。
この3連戦で大谷は13打数2安打1打点もノーアーチ。ヤンキース・ソトはケガのため3連戦すべて欠場していた。世界一を決める最高峰の舞台ではどんな戦いが繰り広げられるのだろうか。今年のワールドシリーズは25日(同26日)にドジャースタジアムで開幕を迎える。