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【グリズリーズ河村勇輝と一問一答】NBAデビューお預けも「ベンチからでも学べるものはたくさんある」

スポニチアネックス 2024年10月24日 15時10分

 NBAグリズリーズが、開幕戦となった23日(日本時間24日)に敵地ユタでジャズと対戦。2WAY契約の河村勇輝(23)はベンチ入りしたが出場ならず、日本人4人目、Bリーグ初のNBA選手誕生は次戦以降に持ち越しとなった。

 チームはエースのモラントの22得点、10アシストの活躍などでジャズとの接戦を126-124で制し、開幕白星発進。試合後、河村との一問一答は以下の通り。

 ――NBA開幕戦でチームは勝利

 「開幕戦はすごく大事な試合。アウェイではありましたけど、接戦で勝ち切ることができたので、チームにとっても勢いに乗れる試合だったんじゃないかなと思います。僕自身としては試合に出るチャンスはなかったですけど、ベンチから学べるものっていうのはたくさんあります。この機会を無駄にせず、試合に出ても出られなくてもその試合から学ぶ姿勢っていうのは常に持って取り組んでいければいいなと思っています」

 ――プレシーズンとは違う雰囲気を実感したか

 「選手を試したりとかっていうところが多いのがプレシーズンだと思うんですけど、シーズンに入ってしまえばもう勝たないといけないってうのが第一優先になります。その中で試合に出れなかったっていうのは、やっぱりまだローテーションに入れていないというのが現実。まだまだ自分が証明しなければいけないことっていうのはたくさんあるなと思う。ベンチからでも学べるものっていうのはたくさんあると思っているので、そういう姿勢は崩さず、常に前を向きながら成長していければいいなと思います」

 ――しばらくはいつ声がかかるかわからない状況が続くが、難しさは

 「どのタイミングで試合に出れるかっていうのは正直わからないですし、こうやってチームに帯同できるかどうかも、またチームに帯同してもアクティブになるのかインアクティブになるのかっていうのもその日、直前になってみないとわからない。ただ、そこは自分がコントロールできない部分。とにかく自分は試合に出るというところにフォーカスを置いて、それに向けて最善の準備と練習だったり努力をするっていうのが自分がコントロールできる部分かなと思うので、そこはやっていければいいなと思います」

 ――今日も起用法に関する話はあったのか「いや、特に言われているわけではないですけど、プレシーズンの最終戦もそうでしたし、メインのPGの選手、ジャ(モラント)だったり、ピッペンJr.もいますし、素晴らしいPGが揃っているので、何かない限りはベンチで過ごす時間が多いんじゃないかなっていうのは予想はしていました。どんな状況になるかも正直、わからないですし、試合は生き物というか、何があるかはわからないので、常に48分間、試合に出れる準備っていうのはベンチでしようと心がけていました」

 ――出場機会はなかったが、会場に入り、フロアに出てきた時の気持ちは

 「ベンチのメンバーに入れさせてもらって、素晴らしい機会を与えてもらっているなと感じていますし、先ほども言ったんですけど、ベンチから学べるものって非常にたくさんあると思っています。試合の中の流れだったりとか、選手たちのコミュニケーションだったりとか、ベンチではタイムアウトの中のコミュニケーションだったりとか、本当にいろんなことが学べると思っているので、これからもまた正しく向き合っていければなと思います」

 ――プロ選手としての開幕は初めてではないが、これまでと違う気持ちは

 「NBAはずっと夢の舞台でしたし、まずはそこのメンバーの一員になれたことは光栄なこと。でもやっぱりここで終わらしてはいけない。自分の目標はコートに立って、チームの勝利に貢献できるような選手になるっていうのが1つの目標ではあるので、そう簡単にはいかないと思いますけど、1日1日、コーチングスタッフだとかチームメイトに認めてもらいながら、自分も成長して、いつかローテーションに入って、勝利に貢献できるような選手になりたいと思っています」(ユタ・杉浦大介通信員)

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