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ロッテ1位の青学大・西川史礁「1年目から戦力に」同一大学からの野手複数1位指名は96年井口&清水以来

スポニチアネックス 2024年10月24日 17時50分

 緊張した表情が一気に緩んだ。青学大の西川史礁(みしょう)外野手(4年)はオリックスとの競合の結果、ロッテが交渉権を獲得すると無数のカメラフラッシュに照らされながら、「素直に率直に嬉しい気持ちでいっぱいです」と満面の笑みを浮かべた。

 今年3月には侍ジャパンのトップチームに招集され、プロに交じり欧州代表との強化試合2試合でチーム最多3安打。一気にドラフト1位候補として注目が集まったが、順風満帆ではなかった。今秋は9月25日の日大戦で受けた死球の影響で右手人さし指第1関節にひびが入り、それ以降の出場はなかった。きのう23日にリーグ制覇した際もサポートメンバーのため歓喜の輪には入れなかったが、「出られない悔しさより、優勝の喜びの方が大きい」と4連覇の偉業をかみしめていた。

 それでも、今季の出場はわずか4試合ながら打率・400、1本塁打、6打点と自慢の打撃では持ち味を存分に発揮。最大級の評価を受け「バッティングと守備が自身があるのでそれを存分に発揮していきたいと思います」と語った。

 プロでの目標は「1年目からチームの戦力になれるように頑張りたい」。歴史に名を残す大打者になるべく、まずはそのスタートラインに立つ。

 同じ1位には佐々木が広島から指名を受けた。同一大学から野手2人の1位指名はOBで、96年の井口(ダイエー)、清水(ロッテ)以来。昨秋のドラフトでは常広が広島、下村が阪神からそれぞれ1位指名を受けていた。

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