プロ野球ドラフト会議が24日、都内のホテルで行われ、日本生命の石伊雄太捕手(24)が中日に4位で指名された。
近大工学部ではプロ志望届を提出するも、順位縛りを設けていたためにドラフト指名漏れ。その悔しさを胸に社会人野球の名門で1年目からレギュラーを奪取し、「社会人No・1捕手」と評されるまでになった。
二塁送球時間1・8秒台の強肩に加え、課題だった打撃の面でも今年4月に行われたJABA京都大会の日本新薬戦でNPB9球団が視察する中、豪快な一発を放つなど成長を示した。
◇石伊 雄太(いしい・ゆうた)2000年(平12)8月18日生まれ、三重県尾鷲市出身の24歳。小4から尾鷲野球少年団で野球を始め、近大高専(三重)では2年秋から背番号2でベンチ入り。近大工学部では1年春からリーグ戦出場。1メートル79、83キロ。右投げ右打ち。