プロ野球ドラフト会議が24日、都内のホテルで行われ、日本ハムは外れ1位に福岡大大濠・柴田獅子投手(18)の交渉権を獲得した。
宗山の抽選では見送ったが、柴田は新庄剛志監督(52)自らが抽選。ソフトバンク・小久保監督との一騎打ちを制した。
満面の笑みを浮かべて親指を立てながら会見場入り。新庄監督はカメラの前に立った。
――柴田の交渉権を獲得した。
「僕の母校の西日本短大付属高校が(福岡大会)の決勝戦で当たったんですよ。そこの相手が柴田くんの大濠高校で。この子欲しい!って思ったんですよね。そのテレビ見ながら。この子ドラフトかかった時には僕がくじ引くぞって決めてたんですよ。で、相手がほら、クライマックス(CS)で負けた、小久保ホークス。この借りはなんとか返そうと。したら勝った、みたいな]
――どのような期待をしている?
「将来性がめちゃくちゃあるんすよね。バッティングのバットの軌道が大谷選手にそっくりなんですよ。で、左中間にも大きいのが打てるというところで。あとは、これからは柴田くんがどう決めるかはちょっとまだはっきりとはしてませんけど、もう一緒にとにかくやりたいという気持ちはものすごくありますね」
――やはり二刀流として期待している?
「その辺に関してはまだ決めてなくて。僕、見る目あるんで。見て、どっちがいいかなっていうのは相談しながら決めていけたら。やっぱり自分がやりたい方向というものを決めさせて、そっちに向かうのが1番成長の過程としては早いし、楽しいし。で、チームのためにもなるというところで楽しみですね」