「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われ、1位指名で4球団が競合した関大・金丸夢斗投手は中日が引き当てた。くじを引いた瞬間に井上一樹監督が見せた派手なガッツポーズに会場はどよめきと歓声。今年のドラフトで、最も印象に残るシーンとなった。
中日は1位でMAX154キロをマークする大学No.1左腕の指名権を獲得しただけでなく、2位では最速149キロのストレートとチェンジアップが武器の社会人No.1左腕と称される西濃運輸・吉田聖弥を指名。小笠原慎之介がポスティングで米挑戦、大野雄大に年齢的な衰えが見える中、1年目から先発ローテーションを託せる左腕が一気に2枚も加わった。
3位で将来を見越した桐光学園・森駿太内野手を獲得し、4位では、補強ポイントの一つ、日本生命・石伊雄太を指名する抜け目のなさ。5位の高橋幸佑投手(北照)、6位の有馬恵叶投手(聖カタリナ学園)は3~5年後の主戦を担える逸材。年齢、ポジションともにバランスの取れた「勝ち組」ドラフトだった。