プロ野球のドラフト会議が24日、都内のホテルで開催され、早大・山県秀内野手(22)が日本ハムから5位指名された。
指名の瞬間は寮の部屋にいた山県は、会見場に姿を現すと「小さい頃からの夢。本当にうれしい」ととびきりの笑顔を見せた。
新庄監督の続投も決定。印象を問われると「かっこいい方」と即答。「新庄監督になってから新しいチームになったという印象」と話し、同じユニホームを着る日が待ち切れない様子だ。
遊撃手として高い守備力を誇る。新たな本拠地となるエスコンFでは、今年8月に六大学選抜の一員としてプレー。日本ハム2軍を相手に好守も披露した。
早大学院出身。最初は野球は高校でやめて、大学ではプレーしないつもりだった。その際に同級生らに「大学でも続けたら」と言われ、早大野球部の門を叩いたという。
「当時は今の自分は想像できなかった。(あれがターニングポイント。続けて良かった」と山県。
同じ遊撃のポジションで楽天から1位指名された宗山(明大)とは、同じパ・リーグのライバルとなる。「彼がいたからこそここまで成長できた。感謝している」。プロでの目標は「ゴールデングラブ賞を何度でも獲ってやろうと思っています」と誓った。