俳優の植草克秀(58)が、24日放送のBS-TBS「MUSIC X」(木曜後9・00)にゲスト出演し、かつての事務所の先輩だった田原俊彦(63)との“流血”エピソードを明かした。
植草は旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)在籍時、東山紀之(現SMILE-UP.社長)、俳優で演出家の錦織一清と3人で「少年隊」として活動。85年にデビュー曲「仮面舞踏会」が大ヒットするなど、アイドルとして大活躍した。20年に錦織とともに事務所を退所した。
先輩には「たのきんトリオ」と呼ばれて人気を博した田原や近藤真彦(60)、野村義男(59)らがいた。植草は、田原との忘れられない思い出を語った。
桃をむきたかっていた田原に、植草は「こういうふうにむくんですよ」と、ナイフを使って実演してみせようとしたという。真ん中の種の部分まで切って、左右に分離させるつもりが、ここで想定外の事態に。「熟しすぎてたんですよ。種がスポーンと(割れた)。そしたら、手がびっと切れちゃって」。ナイフが思いのほか深く入りすぎ、植草は手をケガしてしまったという。
すると、田原がかっこ良すぎるリアクション。「やばい!どうしようと思っていたら、“こっち来い”と言われて。そのままスポーツカーに乗せられて」。田原のスポーツカーで、病院まで運んでもらったという。
ただ、植草が気が気でないのは、血が止まらなかったことだった。「こんなスポーツカーに乗せてもらって大丈夫かな?汚しちゃったらマズいなと思ったら、案の定、サンルーフがすーっと開いて、“お前、手を出しとけ!”って」。サンルーフから手を出して血を止めつつ、車が汚れないよう求められたという。
MCの早見優が「一瞬、優しい先輩だなと…」と反応すると、植草は「優しいけど、ちょっと厳しい。“手、出しとけ!”って」と笑っていた。