ヤクルトからドラフト2位指名を受けた豊川のモイセエフ・ニキータは今春選抜で反発力を抑えた新基準バットでの甲子園1号を放った強打者は2位指名に「ここまで評価されて本当にありがたいです」と笑顔だった。
1メートル82、87キロの体から繰り出すパワーが魅力で、憧れのソフトバンク・柳田のように「目標はトリプルスリー。本塁打を打てて打率も残せて、盗塁もできる選手を目指したい」。昨秋の明治神宮大会の準決勝・星稜戦で本塁打しており「神宮球場は良いイメージ。早くプレーしたい」。来オフのメジャー挑戦を視野に入れる村上の後継者として期待される。両親がロシア人で、父セルゲイさん(47)は一から野球のルールを覚えて審判の資格も取得。「親の支えがあってここまで成長できた」と感謝した。