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佐々木八段 ダイレクト向かい飛車を選択 居飛車相手の振り飛車は7年ぶり 藤井王将との竜王戦第3局開始

スポニチアネックス 2024年10月25日 13時39分

 将棋の藤井聡太竜王(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に佐々木勇気八段(30)を迎える第37期竜王戦第3局は25日午前9時、京都市の仁和寺で1日目が始まり、戦型は後手・佐々木のダイレクト向かい飛車へ進んだ。

 日本将棋連盟のデータベースによれば、居飛車党の佐々木が同じ居飛車相手に飛車を振るのは2017年3月20日、NHK杯での中村修九段戦以来7年ぶり。第1局を藤井、第2局は佐々木と先手番が制し合って迎えた第3局。藤井の先手番をブレイクすれば、7番勝負を先行して今度は先手となる第4局へ持ち込める。前日の前夜祭。750人のファンへ向けたあいさつで「自分の力を出し切りたい」と語った意気込みを盤上に示した。

 佐々木の変化球ゆえだろうか。対して藤井は慎重に時間を使いながら指し手を進めた。37手目、王のコビンが開く5筋の歩突きに57分。銀冠へ入城するため、一度7筋まで進めた王を31手目、6筋へ戻したのは慎重さの表れだろうか。

 午前12時半からの昼食休憩までに41手指し手が進み、持ち時間8時間から藤井が2時間8分、佐々木は57分消費した。昼食は、藤井が同じ京都の北野天満宮の梅を模した器にお造りやちらし寿司を盛り付けた梅乃点心、佐々木はビーフカツサンドイッチでカキとブドウ、イチゴのフルーツをリクエストした。

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