京都は25日、城陽市内のサンガタウンで非公開練習を行った。あさって27日には天皇杯準決勝・神戸戦(ノエスタ)。主将のMF川崎颯太は“リベンジ”を誓い、13大会ぶりの決勝進出を見据えた。
10月6日リーグ戦では2―3敗戦。前半だけで2点ビハインドを強いられ「デュエル(球際の攻防)で上回られて、真ん中で支配されてしまったのは本当に悔しかった。相手がどう来るかではなく、その悔しさや不甲斐なさを持って最初から叩き潰すつもりでいかなきゃいけない」と開始からエンジン全開で立ち向かうイメージだ。
「戦術や技術も大事だけど、それ以上に戦う部分や守りきる、決めきる部分が重要」。リーグ鳥栖戦(19日)では数的不利な中、攻守にハードワークしてリーグ4試合ぶりの勝利。チームの復調と手応えを持って大一番に臨めるのも大きい。
2年前も準決勝進出したが「J1昇格1年目で、まず残留への比重が大きかった。天皇杯は準決勝にいけてラッキーぐらいだった」という。だが今季は違う。「優勝したい気持ちはサポーターの方々も持っているだろうし、自分たちも持っている。戦う気持ちは絶対に失わないし、変えない。勝ちにいく姿勢を見せたい」と力を込める。そして「サポーターの方々の声援が後押しになる。(スタジアムに)来てほしい」と共闘を呼びかけた。