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森永卓郎氏 がん終末期であえて行った過酷な“実験”「その前後の診断結果を見ると、むしろ健康に」

スポニチアネックス 2024年10月25日 17時15分

 経済アナリスト森永卓郎氏(67)が、25日放送のニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)にゲスト出演し、がんとの闘病生活について語った。

 昨年末にステージ4のすい臓がん闘病を公表し、後に詳細な検査で、原発不明がんであることが判明した。それでも、沖縄旅行に行ったり、執筆活動やメディア出演を続けるなど、精力的な活動を行っている。

 一方、パーソナリティーのフリーアナウンサー有働由美子は、母をがんで亡くしている。「余命と言われた瞬間、がくっと力がなくなったというか、もうぼんやりしちゃって」と振り返り、「余命と言われてから、本も書くわ、沖縄に行くわっていう、そのエネルギーはどこから出てくるんですか?」と、森永氏のアグレッシブさに驚いた。

 森永氏は「気持ちなんだと思うんですよ」と答え、「がんというのは、がん細胞と免疫細胞が体の中で戦う。関ヶ原(の戦い)みたいなのをやっているんです」と、がん闘病を独特な表現で説明した。

 その上で、10人以上の医師に聞いた話として、「免疫細胞が活性化する理由の、少なく言う人でも3割、多く言うお医者さんだと5割くらいは、“前向きな気持ちだ”って」と続けた。

 自身の正確な病状は、原発不明がんの終末期で、要介護3だという。「つまり、部屋に閉じこもっていなきゃいけない状態なんですけど、ダメだダメだダメだと言っていると、本当にダメになっちゃう」。そのため、8月には13冊の本を執筆するという反抗を試みたという。「8月に実験したわけです。前向きな気持ちでどうなるのかって。結構、人生で初めて、30日間、完全徹夜ぶっ続けだったんです。毎日徹夜。ちょっと仮眠を取るというか、寝落ちは2、3時間ずつしてるんですけど、ずーっと書き続けました」。そして、「その前後の診断結果を見ると、むしろ健康になっていっている」とも打ち明け、有働らを驚かせた。

 闘病中の食事内容については、医師やがん経験者の間でも意見が二分されるという。「“いわゆるヘルシーな食事、低糖質で高タンパクの野菜中心というのをすべきだと。がんの最大の好物は糖分だから”って。一方、“そんなこと言わず、アイスだの、ケーキだの、一切構わないから好きなものを好きなだけ食え”と言う人もいる」。森永氏が採用したのは、後者だった。「何の制限もしていないし、糖分もバンバン取っているんですけど、結局どっちが正しいか分からないけど、我慢するとストレスがたまって免疫が落ちるんです」といい、「私、何も我慢していないし。今もうラジオだって、何の我慢もせず、言いたいことを全部言ってる」と、ストレスとは無縁の日々を告白。一方で「テレビは全部クビになりました」とぶっちゃけ、笑わせていた。

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