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馬場咲希 首位と1差の2位 ショット修正奏功 笹生に並ぶプロ転向後2戦目最速Vへ

スポニチアネックス 2024年10月26日 4時46分

 ◇女子ゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディース第1日(2024年10月25日 埼玉県 武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 プロ転向後、国内ツアー出場2戦目の馬場咲希(19=サントリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで首位と1打差の2位と好発進した。優勝すればプロテスト合格者としては笹生優花と並ぶツアー最速記録となる。前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースを制し2週連続優勝を狙うイ・ミニョン(32=韓国)が65で単独首位に立った。

 切れ味鋭い馬場のショットが次々とピンに絡む。会心の一打は9番パー5の第3打だ。残り89ヤードから54度のウエッジを振り抜くとカップ横5センチにつけ、タップインで3連続バーディー。昨年のTポイント×ENEOS第1日のツアー自己最少に並ぶ66で回り「こんなに良いスコアで回れるとは思っていなかった」と喜んだ。

 国内プロデビュー戦となった2週前の富士通レディースは優勝争いに加わるも最後は14位に終わった。ショットに違和感を抱え、先週はドリルに取り組むなど、修正を図り「先々週より良い感覚があった」。今週は坂詰和久コーチにバッグを託した。「中途半端な距離が残った時のスイングリズムとか坂詰さんと話しながらできたのが良かった」。中学1年時から指導を受ける師匠にも支えられた。

 今春に念願の自動車の運転免許を取得し「ゴルフ以外に好きなことがなかった。運転するのが楽しい」とすっかりドライブにはまっている。先週はゴルフ場の行き帰りなどで2人乗りのスポーツカーのハンドルを握り精神面もリフレッシュ。1メートル76の長身を生かした豪快なショットもよみがえってきた。

 22年全米女子アマ覇者は昨年のプロテストに合格。今季は米下部ツアーを主戦場にしてきた。プロテスト合格後2戦目で勝てば笹生優花の国内ツアー最速記録に並ぶ。2週前は最終日、最終18番のダブルパーに泣いた。快挙に挑む19歳は「先々週の学びをしっかり今週に生かしたい」と自らに言い聞かせると力強く視線を上げた。 

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