高卒野手の躍進ロードを突き進む。巨人からドラフト1位指名された花咲徳栄・石塚が、埼玉県加須市の同校で指名あいさつを受けた。阿部監督がポスト坂本として期待する高校No.1遊撃手は「早いうちに機会をいただけるように」と1年目からの活躍を誓った。
系譜を継ぐ。同じく高卒ドラフト1位で入団した坂本、岡本和、浅野は1年目にデビューを果たし、足跡を残した。坂本は代打で放ったプロ初安打が決勝打。岡本和、浅野も1年目にプロ1号を放った。高校通算26本塁打をマークした将来の右の主軸候補は「そういった選手に近づき、追い越せるように頑張っていかないといけない」と決意を口にした。
阿部監督が「待っています 新風」とメッセージを書き込んだドラフト会議で交渉権獲得を引き当てたカードを手渡された。「びっくり。小さい頃から見ていたスーパースター。うれしいです」と初々しい笑顔を見せた18歳は「2000安打を打ちたい」という大きな目標を掲げた。（青森 正宣）