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巨人4位指名の北星学園大付の「ジュウザ」、指名から一夜明けて将来の160キロ到達掲げる

スポニチアネックス 2024年10月26日 6時1分

 24日のドラフト会議で巨人4位指名を受けた北星学園大付の149キロ右腕・石田充冴(じゅうざ)投手(18)が指名から一夜明けた25日、将来の160キロ到達を掲げた。

 歓喜から一夜明けた朝は、サプライズから始まった。教室に入ると、黒板に石田の似顔絵が描かれ、30人余りのクラスメートの「おめでとう」の声とクラッカーで祝福された。沼山健吾監督(42)らにもお礼を伝えた石田は「似顔絵似ていました。うれしかった」と感謝した。

 改めて「将来的には160キロを投げられるようになりたい」と口にした。1メートル92の恵まれた体をまだ使いこなせていないと自覚する。投球フォームを映像で見ても「突っ立って投げているところがある。股関節周りを柔らかくして使いこなせるようにしていきたい」と話す。高校3年間は練習に加え、ジムと初動負荷のトレーニングに週3回ずつ通っていた。伸びしろを自覚し、地道なトレーニングに費やした成果をプロで「160キロ」という数字に結びつける。

 前夜は、旭川北稜シニアの先輩で昨年の育成ドラフトで巨人入りした千葉隆広投手からも祝福された。「同じ球団でうれしいし、中学生の頃のように、またたくさんのことを教えてもらいたい」。先輩の存在も心強い。

 沼山監督からは「応援してもらう立場だから、もっと頑張らないと」と伝えられ、気持ちを新たにした。北斗の拳に由来する「ジュウザ」の名前への注目も、石田は「うれしい」と言う。「指名されても何も変わらない」と自然体で準備を進める。(竹内 敦子)

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